■昭和3年 吉竹順治(初代)が店舗を構える。


 
明正堂が誕生したのは、戦前の話になります。初代は、菓子作りには妥協を許さない明治生まれの頑固な職人でした。昭和3年から明正堂の歴史が始まり、現在に至ります。


 
■昭和40年 初代が「おさん最中」を発表(現在の商品名は「おさんの森」)


 
初代が心血注いで作り上げた御菓子が「おさんの森」です。初代が手掛けた最中の種の中には、栗にお餅。原材料を一つ一つ吟味し、甘さを抑え、小豆の風味にこだわりました。初代の志を継承し、現在も明正堂の伝承菓子として二代、三代、四代と、その味を守り続けております。
 

■昭和50年 吉竹寛二(二代目)が明正堂を継承


 
初代の店開きから47年後、二代目が継承しました。

■昭和53年 代表銘菓「しば栗」を発表


 
素朴な中に歴史を受け継ぐ一品。「おさんの森(最中)」と並ぶ進物菓子として二代目が開発しました。二代目の志を継承し、現在も明正堂の伝承菓子として三代、四代と、その味を守り続けております。

■平成10年 和洋折衷の試みとして「栗づくし」を発表


 
近年の明正堂では和洋折衷を意識したお菓子の種類が増えました。その先駆けとなったのは、この「栗づくし」。使用する渋皮栗をブランデーに浸し栗の味の深みを出しました。ブランデー漬けした渋皮栗を包むのは特製の栗餡。二種の素材を パイ生地に包んで焼き上げております。

■平成12年 和菓子職人の挑戦として「丹波富凛(ぷりん)」を発表


 
和菓子職人が真剣にプリンと向き合いました。丹波産の牛乳(低温殺菌)と丹波産の赤卵「松井さんちの丹波ふるさと自慢」を使用。なめらかな焼きプリンに仕上げました。

■平成18年 恐竜の化石発見により「恐竜の卵」を発表


 
2006年(平成18年)の8月、丹波市山南町の篠山川で白亜紀前期の地層から、ティタノサウルス類と見られる大型の草食恐竜(丹波竜)の化石が発見されました。この発見を和菓子で伝え広めていきたいと思い、誕生したのが「恐竜の卵」。生地には焙煎小麦粉を使用。卵の化石をイメージできるように、一つ一つにヒビをいれました。餡は黄味餡で厳選栗を丸ごと一個入れております。

■平成21年 吉竹直之(三代目)が明正堂を継承


 
二代目吉竹寛二継承から41年後、三代目が継承しました。

■平成23年 店舗を移転し現在の店舗を構える。


 
平成23年4月23日に現在の店舗に移転。四代目吉竹仁人と共に、和菓子の製造を開始しました。

■平成23年 新店舗オープンに合わせ「つつじ太鼓」を発表。


 
柏原藩が時報や警報に使用していた太鼓をつるしたやぐら。藩政時代は大手門の付近にあったもので、内部は三層になっており、最上層の桜上には「つつじ太鼓」という大太鼓がつるされています。その「つつじ太鼓」という名を冠した和菓子を開発しました。厳選した地元丹波黒豆の荒挽ききな粉を生地にたっぷり使用しています。

■平成23年 リニューアルした「丹誠 栗羊羹」を発表。


 
丹波柏原 明正堂の「丹誠 栗羊羹」は、製法にこだわる自信作です。羊羹の命は、まず寒天が良質であること。次に、砂糖と餡の相性が合致していること。代々伝わる製法を大切にし、一本一本を丹誠込めて製造しております。栗は厳選した大栗を惜しみなく使用。大栗の風味をいかすべく相性のいい特製の餡を造りました至福のひと時を彩る明正堂の寶菓羊羹「丹誠 栗羊羹」。

■平成24年 ほくほく焼きの製造を中止


 
平成9年に二代目が発表したほくほく焼きは、平成24年をもって製造を中止しました。

■平成24年 地元赤卵を使った「加寿呈羅」を発表


「めでたき事が、網の目の如くつらなりますように」。商品名の由来であるこの気持ちを込めて、製法にこだわり職人が丁寧に焼き上げております。卵は、丹波産の赤卵使用しております。

■平成25年 きんつば「丹(まごころ)」を発表


 
きんつば 「丹(まごころ)」には、丹波産の「丹波大納言」「丹波白小豆」を使用しております。素材の味の魅力をご堪能いただけるよう、研究を重ねて仕上げた自信作です。丹波の恵みをまごころを込めてお届けいたします。

■平成26年 丹波大納言、丹波白小豆を使用したどら焼き「丹麗(たんれい)」を発表。


 
「丹麗」は“麗しき丹波”の素材を使ったどら焼をコンセプトに命名致しました。生地は、一枚一枚に向き合い、柔らかくしっとりした食感に仕上げております。餡は素材が本来がもつ風味を生かし炊き上げております。

■平成26年 現在当店一番人気の「餅あんパイ」を発表


 
“サクっと”食感は、厳選した上質のパイ生地の食感。“モチっと”食感は、粒あんとお餅が一緒になったその名も「粒あん餅」。粒あんには丹波大納言を使用しています。「餅あんパイ」は、二つの食感の中で三つの素材が調和する和洋折衷の新感覚の御菓子です。

■平成26年 丹波スイーツコンテストで「まろん大福」が準グランプリ


 
丹波スイーツコンテストに秋限定の「まろん大福」を出品。準グランプリを受賞しました。丹波栗の味覚を存分に味わっていただきたい・・・。「まろん大福」は、その思いを和菓子にしました。栗の味を十分引き立て、なおかつ丹波の素材にこだわりたいと考えた末、辿り着いたのが素材が古代米。古代米は堅く成りやすい性質。そのため古代米を三日間を費やし水に浸し、じっくりと蒸し上げてお餅と合わせ大福生地にしました。特製の餡は、上質な栗をペースト状にした栗餡。大福の上部には上品な甘さに仕上げた渋皮煮をのせ存在感を醸し出しております。

■平成27年 日本酒ケーキ「ほろ善い丹波」を発表


 
「ほろ善丹波」は、丹波の地酒「奥丹波」をたっぷり染み込ませた日本酒ケーキです。キレの良さとさわやかなコクが丹波で愛される定番酒「奥丹波」。こだわり製法から生まれるパウンドケーキのきめ細やかな食感をご賞味ください。

店舗ではご予算・用途に合わせたオリジナルギフトをご提案いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。